新世界リチウム

新世界リチウムが解散しました。
そんな最後のライブに去年辞めた身の僕がスタッフとして誘ってもらい、微力ながら華を添えることが出来た事に感謝しています。
全国各地から来てくれたあんな人やこんな人、吉祥寺WARP育ちのみんながフロアにいるのを見て、彼らは本当に愛されているなと思いました。
みんなが拳をあげて、笑って、泣いて、泣き笑いしていたあの景色はどんな絶景よりも美しくしかったし、あの光景をステージ脇から見せてくれた三人には感謝しかないです。感謝ばっかです。

果て、新世界リチウムとの出逢いというか、直接的な絡みは2012.3.11の僕の企画からでした。
そこから千葉さんとは、しょっちゅう遊ぶようになったのを覚えています。
夜中にキャッチボールをしたり、夜中に突然寿司が食べたいと言い寿司を食べに行ったり、破天荒な時間でした。
基本遊ぶ時間帯は夜中だったし。
そんなある日、新世界の甲府でのライブと、月に数日しかなかった休みが偶然被り、見に行ったライブの帰りにスタッフの話を頂いたのが事の始まりです。
そこからは様々な事がありました。
全てが初体験で、逃げ出したくなる事沢山しでかしたし、三人に迷惑を掛けてばきりでした。
全然力になれなかった事や彼らの良さをマイナスにしてしまっていたのは僕だったかもしれないと思うと、悔いばかりだけれど、今にしてみればとても大切な糧になっています。

新世界リチウムというバンドのこれからの活動はありません。
でも、あの三人は本当音楽が無かったら生きていけない人間だからどこかで音と共に生きて行く事でしょう。
僕からしたら新世界のメンバーからただの先輩として、これからも会うだろうし、たまには幾多の想い出を語り合えれば良いなと思っています。

今でもふいに口ずさむのは新世界リチウムの曲ばかりだし、これからもずっとそうだと思います。
人生のほんの些細な一部でも、新世界リチウムと共に走って行けたことは僕の幸せです。

どうせまたどこかで会うでしょう。

2015.3.26

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